奥様:33歳 ご主人:40歳 結婚10年:子共無し勿論、ご主人とは大喧嘩になりました。
10年間の結婚生活で一度もご主人に対して不信を感じたことは無かったと奥様は仰いました。
ご主人は年下の奥様をよく可愛がってくれ、ご主人に失陥が有り子供こそ出来ませんでしたが、
好きな仕事をし、ご主人と共通の趣味を持ち、友人にも恵まれとても幸せでした。
ところが昨年の夏頃からご主人の様子が変わりました。
仕事が忙しいと帰宅が遅くなり、休日も1日中外出する事が多くなったのです。
携帯電話を常に気にして、ぼんやりしたり、妙に優しかったり、不機嫌だったり・・・
どう考えてもおかしいと、奥様はご主人の携帯電話を見てしまいました。
すると、会社の同僚との関係が明らかになりました。
ご主人の勤め先は介護施設で、不倫相手も同じ施設の介護士でした。
女性は既婚者で2人の子供がいるらしいのです。
怒り心頭でご主人に問い詰めた所、事実をあっさり認めた挙句に
「ただの遊びなんだよ。彼女にも家庭が有るんだし、そのうち別れるから。
お前とは離婚なんてしないんだから、しばらく目を瞑っていて欲しい。」
と居直ったそうです。
奥様にばれて隠す必要が無くなったとばかり、堂々と外泊までするようになってしまいました。
「いくらなんでも酷すぎる!」奥様が怒る度にご主人は、
「絶対に終わりは来るんだか我慢してくれ。俺を信じて待っていてくれればいい。」と言うだけ。
それでも奥様はご主人を愛していました。
仲良くこれからもやっていきたいから愛人とは絶対に別れて欲しい。
でも、夫を信じて待つしか無いのかしら。
奥様は愛人のことで頭が一杯になりました。
どんな顔立ちをしているのか、どんな風にご主人に近づいたのか、毎日気になって仕方有りません。
そうしてついにご主人の介護施設に入社したのです。
「お前はストーカーか!!」と散々なじられましたが、それでも奥様は仕事を始めました。
愛人は45歳でした。
どんなに綺麗な女性かと思っていましたが、“どこにでもいるようなおばさん” だったのです。
「私よりも10歳も年上なんですよ。自分で言うのも何ですけど、スタイルも容姿も私の方が上なのに。
服装も髪型も何もかもダサいんですよ。それがショックで・・・。」
自分の存在を見れば愛人が身を引くのでは?そんな淡い期待も有りましたが、
二人は一向に別れる様子も有りません。
それどころかご主人は殆ど家に帰って来なくなりました。
愛人は職場で奥様とは目を合わせず、ご主人も奥様とは必要最小限の会話しかせず、
周囲のスタッフも理由が分からず気を使うという異様な雰囲気の毎日が続きました。
ご主人は奥様とは常に別々で行動し、それどころか愛人と一緒にいる所が度々目撃されれば、
少しづつ噂は広まります。
職場では三角関係は周知の事実となりました。
最後には結局、奥様がストレスから体調を崩し長期休暇する形になりました。
結果は勿論すぐに撮れました。先はあっという間でした。
ご主人は少しづつ家に帰って来るようになりましたが愛人との関係を続けます。
どうしたら愛人と別れてくれるのか、夫の気持ちを取り戻せるのか、
奥様は思い悩んだ末にインターネットでMRのホームページへ辿り着きました。
カウンセラーの先生にやり直しの方法を聞きたい!と、奥様は千葉相談室へいらっしゃいました。
混乱していた部分を整理し、別れさせややり直しの戦略立てとシミュレーションを
私と一緒に長い時間をかけて致しました。
「でも、待っている方がいいのかもしれない。」奥様が最後まで拘っていたのはそこでした。
ご主人が言った “今だけ我慢しろ” という言葉に囚われているのでした。
「いい加減に学習しなさい。」と私は言いました。
少々きつい言葉でしたが、そうでもしないと奥様は目を覚まさないと思ったのです。
「別れる意思が有るならとっくに別れているはずです。
離婚しないとご主人が口で言っているだけしょう?
明日にでも気が変わったと言われかねないんですよ。
だいたい、 既婚者なのに殆ど毎晩ご主人と過ごしているなんてどう考えても不自然でしょう?
戦う為にはね、敵を知ることです。現状の把握をしてそこから対策方法を考えなければ。」
そうしてご主人の不倫調査は始まり、
愛人は夫と別居をしていて、愛人と子供が生活する家にご主人は通っていたのです。
休日は皆で買い物に行ったり行楽地に行ったりと、まるで本当の家族のようでした。
子供達はご主人を本当の父親のように慕っているようでした。
ご主人にとっては思い描いていた理想の空間だったのかもしれません。
調査前はご主人とのやり直しを希望していた奥様。
でも、ご主人と愛人の姿や子供との関係を目の当たりして、離婚を決意なさったのです。
「不思議なんです。まるで憑き物が落ちたみたいに、もういいかなぁって思えた。
今は迷いも無くってすごく楽なんです。先生、これからは離婚相談お願いしますね!」
その言葉通りに奥様はどんどん明るくなっていきました。
元々可愛らしい方でしたが、みるみる輝きを取り戻したのです。
私達は奥様のご意向の通りのアドバイスを致します。
離婚ということを心に決められたからには、その方向でサポートをするのです。
奥様はすぐに前の職場に復帰しながら、貯金や財産を調べ慰謝料と財産分与の金額を算出し、
新しい部屋を決め引越しの算段を立て、ご自分の親御さんによくよく説明をしました。
早くことを済ませたいと弁護士に依頼をし、愛人に対して慰謝料請求をなさったのです。
それを知ったご主人は烈火の如く怒りました。
「俺が悪いんだから俺を責めればいいだろう!こんなことをする女と一緒にいられるか!
俺はこの家を出て彼女のところに行く!お前とは離婚だ!」
その言葉を待っていましたとばかりに奥様は引越しをなさり、そこから
奥様がご主人に対して離婚と慰謝料・財産分与の請求をすると、驚いたのはご主人のご両親です。
息子の不倫を知ったお義母様が愛人宅へ乗り込み大騒ぎになりました。
ご主人も まさか奥様が離婚を望むなどとは夢にも思っていなかったようです。
結局、奥様が望んだ通りの金額で慰謝料・財産分与は決まり離婚は成立しました。
愛人は最後まで抵抗していましたが、それでも慰謝料200万を支払うことで決着がつきました。
「話し合いの最中、何度か夫と会ったのですが、やつれて白髪も増えていた。
この人は好きな人と一緒に生活しているのになんでこんなに不幸そうなのかしらって不思議でした。
離婚が成立した日に、本当に最後だという瞬間夫は言ったんです。
“なんでこんなことになったんだろう”って。おかしいでしょう?」
愛人夫婦も今回の騒ぎがきっかけで離婚が成立したそうです。
愛人はご主人とすぐに籍を入れたかったようですが、ご主人のご両親が大反対し、
ご主人が遺産放棄をし、愛人の子供と養子縁組しないという条件でやっと再婚出来たそうです。
そうしてご主人は、奥様と一緒に楽しんでいた趣味の集まりにも顔を出せなくなったそうです。
奥様と共通の友人達もなんとなくご主人と距離を置くようになりました。
職場でも大変な噂になり愛人が仕事を辞め、ご主人はまるで人が変わったように暗くなったと、
介護施設で友達になった方が教えてくれたとのこと。
「あの人はたくさんのものを無くしたんですねぇ。
何で私がいつまでも自分の言いなりになると思ったんでしょうね。」
感慨深そうに奥様は仰っていました。
そうして、今年の5月中旬に久しぶりに頂いたメール
「4歳も年下の彼と再婚することになりました。(友達にはどうやってたぶらかしたのって言われます)
恥ずかしながら出来ちゃった結婚です。高齢?初産だから何かと不安ですけど頑張ります!!
彼の親御さんも温かくてすごく幸せです。周りが皆笑顔で一年前が夢みたい・・・。
こんな世界が見られるのも●●さんのお陰です。あの時に出会えて本当に良かった。
感謝の気持ちでいっぱいです。」
私は胸が熱くなって、少し涙が出たのです。

